こんにちは!りょーすけです!
2022年シーズン、リーグ2連覇と26年ぶりの日本一に貢献したオリックス・バッファローズの吉田正尚選手。
ここ一番での勝負強さと類まれなるミート力は間違いなく、日本球界NO.1だと思います。
そんな吉田正尚選手は、ポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦の意志を表明しました。
日本最強打者のメジャー挑戦に、すかさずメジャー球団が反応しており、その去就に大きな注目が集まっています。
そこで今回は吉田正尚選手のメジャー挑戦や現時点でのスカウトの評価についてまとめました。
これまでの吉田正尚選手の経歴や打撃の凄さも紹介しているので、ご覧ください。
吉田正尚選手ポスティング(FA)でメジャー挑戦を表明
2022年の日本シリーズ終了後、吉田正尚選手がポスティングシステムを使ってのメジャー挑戦の意志を表明しました。
近日中に球団との話し合いの席が設けられる予定で、そこでメジャー挑戦の想いを球団に伝えます。
国際舞台も経験している吉田選手なので、メジャーの舞台でプレーしたいと思うのは当然だと思います。
吉田選手自身は、奥さんや子供さんのこと、球団の編成問題や自身の自主トレの準備期間を考えると年内までに良い形で決着したいと語っています。
ポスティングシステムはあくまでも、獲得したい球団と交渉が出来るというものであって、期間内に交渉がまとまらなければ残留というケースも考えられます。
どちらにせよ、この短い期間で吉田選手の運命が決まるので、最後まで期待して待ちましょう!
現時点でのメジャースカウトの評価は?
吉田正尚選手がメジャー挑戦を表明したことは、アメリカでも注目を集めています。
複数の球団が獲得に向けて調査に乗り出したという報道もあり、名門のヤンキースや、ダルビッシュ選手が所属するパドレスが候補です。
昨年、鈴木誠也選手がメジャーリーグに挑戦、苦労しながらも及第点の活躍を見せたことで、メジャーでは日本人外野手の獲得に積極的な姿勢を見せています。
さらに、2022年日本シリーズで見せた活躍と毎年安定した成績を残すバッティング技術は好材料として受け取られているはずです。
日本球界ではあまり見ることが出来ないボールを投げるピッチャーがいるメジャーで、吉田選手がどのようなバッティングを披露してくれるのか、心待ちにしてるファンも多いのではないでしょうか。
オリックスバッファローズ・吉田正尚選手の経歴(中学・高校・大学)
〜基本情報〜
名前:吉田正尚(よしだ まさたか)
生年月日:1993年7月15日
身長・体重:173cm・85kg
出身地:福井県福井市
出身高校:敦賀気比高校
出身大学:青山学院大学
所属:オリックス・バッファローズ
〜選手情報〜
投球・打席:右投・左打
ポジション:外野手
プロ入り:2015年ドラフト会議・オリックス・バッファローズ1位指名
1軍初出場:2016年3月25日
年俸:4億円(推定)
タイトル:首位打者2回(2020・2021)、最高出塁率2回(2021・2022)
生い立ち〜中学・高校・大学
吉田選手は6歳の頃から、地元のクラブチーム『麻生津ヤンキース』に所属して野球を始めています。
中学は福井市足羽中学校に進学、同校の野球部には所属せずに硬式野球チーム『鯖江ボーイズ』でプレーをしていました。
この頃から、ボールを遠くへ飛ばしたという気持ちを持っていたと吉田選手自身が語っています。
高校は福井の名門・敦賀気比高校に進学。
持ち前の打力で1年生の夏からチームの4番に座り、甲子園大会に出場、チームは敗れたものの1安打を放っています。
1年生の秋の福井県大会優勝・北信越大会準優勝に導き、2年生の春の選抜大会にも出場しました。
その大会では現在ロッテに所属の中村奨吾選手、現在チームメイトの山﨑福也選手と対決をしています。
高校卒業後は青山学院大学に進学しました。
大学1年生の春季リーグから4番を任され、現在チーム名との杉本裕太郎選手とクリーンナップを形成しています。
指名打者・外野手部門の両方でベストナインに選ばれるなど、大学屈指の強打者としてチームを支えました。
大学4年間で、通算72試合に出場、打率.277、9本塁打、38打点、12盗塁という成績を残しています。
そして、2015年ドラフト会議でオリックスバッファローズから1位指名を受け入団、また同じドラフトで大学時代のチームメイトだった杉本裕太郎選手も10位で入団しました。
吉田選手自身は、当時のオリックスには左の外野手がたくさんいたことから、『オリックスから1位指名を受けることは想像していなかった』と語っています。
プロ入り後
プロ入り1年目の2016年シーズンと翌2017年シーズンは、怪我で離脱する時期があったものの、打撃能力の高さを証明しています。
しかし、2017年に腰の手術を受けるなど本調子でプレーすることは叶わなかった。
それをきっかけに体幹トレーニングを実施、『故障しない体づくり』をテーマに掲げ地道なトレーニングに励んでいます。
その結果2018年シーズンは全試合143試合に出場、初めて規定打席に達するなど本来の打撃が復活しました。
そこからは、大きな故障することなく打率3割をキープ、首位打者や最高出塁率などの打撃タイトルを獲得するなど、球界屈指のバッターに成長しています。
野球の世界では打率3割を打つことが好打者としての一つの指標になりますが、吉田選手はその打率3割をプロ入り入団してから、1年目を除いて全てのシーズンで達成しています。
これは驚異的な数値で、これだけ安定した打率を残せる選手は球界でも吉田選手だけだと思います。
2022年日本シリーズで現ソフトバンクの千賀滉大選手が、実況しているアナウンサーから『吉田選手の攻略方法をはありますか?』という質問に、『あれば僕が教えて欲しいくらいです』語っていました。
球界トップクラスの投手でさえ攻略の糸口を見つけることができない、このやり取りがそれを如実に物語っているように感じます。
選手としての特徴と凄さ
※この特徴バロメーターは筆者独自のものです。公式の評価ではありません。
打撃
身長173cmとプロ野球選手としては小柄ながらも、力強いスイングスピードでそれをカバーする長距離打者。
ヘルメットが吹っ飛ぶほどのフルスイングで、ファンを魅了しています。
スイングスピードとパワーに注目がいきがちですが、ボールをバットの芯で捉える技術は球界の中でもトップクラス。
少しでも投げるコースを間違えると、一撃でそれを仕留めスタンドまで運ばれるので、バッテリーは細心の注意を払う必要がある。
また非常に選球眼が良く、誘い球やボール球にはほとんど手を出さない。
三振率も低いので、最も打ち取ることが難しい打者とも言えます。
こうした打撃に関する1つ1つの技術が高く、それが安定した成績を残せる大きな要因になっている。
2022年の日本シリーズ第5戦で魅せたサヨナラホームランは、吉田正尚選手の打撃の全てが凝縮されているような気がします。
守備
守備に関して、それほど派手なプレーを連発するわけではないが、ムラのない守備で非常に安定している。
打者によって細かく守備位置を変えることで、守備範囲をカバーしています。
送球も安定しており、守備の基本的な能力は高い。
しかし、メジャーでプレーした際にメジャーリーガーに比べると見劣りする可能性があり、そのあたりがどう移籍に影響するのか気になるところです。
鍛え抜かれた強靭な筋肉(肉体)
吉田選手は身長はそれほど高くないものの、ユニフォームの上からでも分からくらい筋肉質な体つきをしています。
特に、おしりから太もも裏にかけての下半身の逞しさは球界の中でもトップクラスだと思います。
その下半身の安定性が、力強いスイングを生み、驚異的な飛距離を可能にしています。
あれだけのスイングしても、全く体がブレないのは下半身があってこそだと思います。
身体が大きくなくてもプロ野球の世界でプレーができるということを、吉田選手が証明しているように感じます。
吉田正尚選手の後継者として期待・来田涼斗選手
同じ左打者で外野を守り、吉田選手のようなフルスイングが持ち味の来田涼斗選手。
『走・攻・守』三拍子揃ったオリックス期待の若手選手で、無限の可能性を秘めています。
実際、吉田選手も来田選手に対し期待を寄せており、2021年のシーズンオフには『一緒に自主トレしようか』と声を掛け、実現しました。
吉田選手がメジャー移籍となれば、間違いなく来田選手にかかる期待は大きいはずです。

まとめ
吉田正尚選手のメジャー移籍についての紹介でした。
日本球界屈指の左打者が海を渡るということで、その去就に大きな注目が集まっています。
メジャーリーグのパワーピッチャーと吉田選手のフルスイング対決が見れるのかと思うと、非常にワクワクします。
どうなるかは分かりませんが、吉田選手が納得する結末を迎えて欲しいな思います。
今後の動向にも注目しましょう!
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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