こんにちは!りょーすけです!
オリックスの ・バッファローズの中軸をになっている、ラオウこと杉本裕太郎選手。
自慢の長打こそなかったものの、しぶとく勝負強いバッティングが評価され日本シリーズMVPに輝き、チームを26年ぶりの日本一に導きました。
同じ大学の後輩・吉田正尚選手とクリーンナップを形成し、相手チームから恐らる存在です。
しかし、これまでの歩みは決して平坦ではなく、杉本選手にとって苦しい時間を過ごしています。
そこで、今回は杉本裕太郎選手のこれまでの経歴、選手としての特徴などをまとめました。
ラオウと呼ばれる由来についても紹介しているので、ご覧ください!
オリックスバッファローズ・杉本裕太郎選手の経歴(中学・高校・大学)
〜基本情報〜
名前:杉本裕太郎(すぎもと ゆうたろう)
生年月日:1991年4月5日
身長・体重:190cm・104kg
出身地:徳島県阿南市
出身中学:阿南市立阿南中学
出身高校:徳島県立徳島商業高等学校
出身大学:青山学院大学
社会人:JR西日本
所属:オリックス・バッファローズ
愛称:『ラオウ』
〜選手情報〜
投球・打席:右投・右打
ポジション:外野手
プロ入り:2015年ドラフト会議・オリックスバッファローズ10位指名
1軍初出場:2016年6月24日
年俸:7000万円(推定)
タイトル:本塁打王1回(2021)
生い立ち〜中学・高校・大学・社会人
杉本選手は小学校から野球を始め、阿南中学に進学し、同校の軟式野球部の所属しました。
中学3年生の時には、徳島県大会で優勝、四国大会ではベスト4になるなどチームの中心として活躍しています。
徳島商業高等学校に進学すると1年生の夏の投手として登板、チームは見事全国大会に出場を決めるも、本大会では登板はなく控え選手だった。
2年生の秋からはエースとしてチームを引っ張るも、その後甲子園大会の出場は叶いませんでした。
高校卒業後は青山学院大学に進学、投手として戦力になってほしいチーム方針でしたが、自ら野手転向を志願し外野手に転向しています。
大学1年生の秋季リーグから指名打者として起用され、2年生にはチームの4番に定着、サイクル安打を達成したり、ベストナインを受賞するなど、野手として結果を残せるまで成長しました。
大学通算成績は83試合に出場、309打数81安打、打率.262、9本塁打、32打点の記録を残しています。
大学卒業後はJR西日本へ入社、1年目から公式戦に出場するなど活躍をしました。
そこでの社会人経験が大変だったようで、杉本選手自身は『お金を稼ぐ大変さを学ぶことができた』と語っています。
そして、2015年ドラフト会議でオリックスバッファローズから10位指名を受け入団。
指名された支配下登録選手88人中で87番目だったそうです。
大学から本格的に野手に転向し、大学・社会人としっかり結果を残せたのは凄いことだと思います。
結果的に自ら志願したことが良い方向に動き、大きく道が開けたと言っても過言ではありませんね。
プロ入り後
プロ1年目の2016年から2019年は、単発的に1軍の試合に出場していましたが、安定した結果を残すことができず、2軍で過ごす期間が長かった。
しかし、2020年のシーズン途中で監督代行を務めることになった現在の中島聡監督から『一緒に1軍に行くぞ』と言われ、1軍に昇格。
これが杉本選手にとって最大の転機だったと思います。
2021年シーズンでは途中からチームの4番に座り、6月に初の月間MVPを獲得。
最終的な成績は、規定打席到達、打率.306、32本塁打、83打点でキャリアハイの記録を立てています。
この年にはホームラン王も獲得し、一躍パリーグを代表する長距離打者に成長しました。
2022年シーズンは相手バッテリーから厳しい攻めにあい、なかなか思うような結果を残すことができませんでした。
しかし、交流戦を境に少しずつ本来の打撃を取り戻りし、そのタイミングでチームも復調、シーズン最終戦までもつれる大接戦を制し、2年連続のリーグ優勝に貢献しています。
クライマックスシリーズではしっかり中軸としての役割を果たし日本シリーズ進出に貢献、2年連続ヤクルトとの日本シリーズでは、相手バッテリーからのしつこい攻めで苦しみました。
それでも、長打狙わないコンパクトなスイングで、試合を決定づける安打を放ち26年ぶりの日本一に貢献、杉本選手自身もキャリ初の日本シリーズMVPを獲得しています。
年俸の上昇率は10倍!?
杉本選手の2022年現在の年俸は、推定で7000万円です。
2015年ドラフト会議、10位指名を受け入団した際の年俸は推定600万円だったので10倍以上に跳ね上がっています。
年俸やドラフト指名順位で全て推し量ることは出来ませんが、杉本選手が10位指名というのは驚きですよね。
2022年シーズンは日本一に輝き、杉本選手自身も日本シリーズでMVPを獲得しているので、遂に大台である年俸1億円を突破する可能性が高そうですね。
契約更改に期待しましょう!
『ラオウ』と呼ばれる由来
杉本選手は漫画『北斗の拳』に出てくるキャラクターラオウの大ファンで、ラオウが作中で最期に語る言葉、『我が生涯に一片の悔いなし』を座右の銘にしています。
そこから自身の愛称もラオウにしました。
選手登録名をラオウにするかどうか考えるほど、心酔しています。
また、2021年からホームランを打ってベンチに戻って来た際、ラオウが右拳を突き上げる『昇天ポーズ』を行っており、オリックスファンにはおなじみです。
本拠地の京セラドームに行くと、ラオウタオルをかざして応援しているファンを見かけます。
今プロ野球を観ている小学生は、もしかしたら北斗の拳という漫画の存在を杉本選手を通して知っているかもしれませんね。
漫画という文化が根付いている、日本らしいエピソードだと思います。
選手としての特徴と凄さ
※この特徴バロメーターは筆者独自のものです。公式の評価ではありません。
打撃
190cmという日本人離れした体格から生み出される長打力が最大の持ち味。
高い放物線を描くホームランというより、ライナー性の早い打球がスタンドに突き刺さる感じのホームランが多い。
2021年シーズンには、自身初のホームラン王を獲得。
ドラフト10位指名の選手が獲得したのはもちろん初で、プロ野球史上最も低い指名順位からのホームラン王になりました。
最近では、厳しい内角攻めにあうことが多く、死球を受ける場面が多い。
それでも、カウントが悪くなると軽打のスタイルに変え、ライト方向を意識したヒットを放つことも出来ます。
守備
大柄な体格でありながら、50mを6秒フラットで走力と遠投115mを投げる強肩の持ち主。
肩の強さだけだと、オリックスOBのイチロー選手やら田口壮選手に匹敵するレベルと言われています。
今後、年齢とともに体力が落ちてくると外野のポジションをずっとこなすのが難しくなってくることが考えられるので、比較的動きが少ないファーストへのコンバートも良いのではないかと思います。
今後必要なこと
杉本選手の魅力は長打力ということになりますが、大学時代からの課題は好不調の波が激しいことです。
打撃の確実性を高める必要があると思います。
2022年日本シリーズではMVPを獲得したものの、杉本選手にあと1本が出ればもっと試合が楽に展開出来た場面が非常に多かったです。
また、相手バッテリーに上手く攻めらボール球に手を出して三振も多いので、前を打つ吉田選手のような選球眼を改善するのも必要だと思います。
ボール球に手を出さなくなれば、相手バッテリーは投げるボールがなくなり、必然的に甘いボールが来る確率も高くなるはずです。
大学時代からの盟友・吉田正尚選手
杉本選手と吉田正尚選手は、大学時代のチームメイトで同じ年度のドラフト会議でオリックスに入団しています。
その時からクリーンナップを形成しており、オリックスでもその関係性は変わっていません。
12球団あって、しかも同じ年度のドラフト会議同じチームに入団するなんて、奇跡に近い出来事だと思います。

まとめ
杉本裕太郎選手の経歴についての紹介でした。
2021年シーズンにホームラン王に輝きましたが、2022年シーズンは厳しい攻めもあり杉本選手にとっては試練の年でした。
しかし、その中でも日本シリーズでしぶとく決勝打を放ちMVPを獲得出来たことは、気持ち的にとても救われたはずです。
吉田選手のメジャー移籍が実現すれば、杉本選手にかかる期待・重圧はさらに大きくなります。
さらなる進化を遂げ、来季以降も1本でも多くホームランを放ち、昇天ポーズを期待したいですね!
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
記事が良かったなと思って頂けたら、コメントやブックマーク宜しくお願いします!
Twitterのフォローも大歓迎ですので、お待ちしております!
Twitterアカウトはこちら。