こんにちは!りょーすけです!
2018年の高校野球、春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭高校の中心選手として活躍し、鳴り物入りでプロ野球界に飛び込んだ中日ドラゴンズ所属・根尾昂選手。
野球における基本能力が高く、一軍での活躍が期待されていましたが、プロ4年目にして野手から投手に専念するという大きな決断をし、注目を集めています。
今回そんな中日ドラゴンズ・根尾昂選手の投手としての評価、選手としての特徴や凄さ、経歴などをまとめました。
3人のプロ野球解説者による投手転向に対する率直な意見も紹介していますので、是非ご覧ください!
中日ドラゴンズ・根尾昂選手の投手としての評価
宮本 慎也氏
●大阪桐蔭高校時代から、ピッチャー・ショート・外野手と色々やってきた為、そのポジションの本格的な練習をして いない可能性が高い。。
●色んな能力が高いだけに、プロ入りして3年間の成績を考えれば、投手転向は仕方ない部分もある。器用貧乏で野球人生が終わってしまう可能性がある。
●こうなった原因は色々あるが、1番は身体がそこまで大きくなっていない。
●野手には戻れないという覚悟をもって投手に挑んで欲しい。
谷繁 元信氏
●ドラゴンズOBの1人として、後悔しないようにとにかく頑張って欲しい。プロ野球解説者・評論家としては、本格的な投手転向はそんなに甘くない。
●150km以上投げる投手はいくらでもフォームにいる。野手が投げるストレートという印象なので、かなり苦労すると思う。
●ボールがリリースする瞬間(初速)とバッターの手元にボールが来る瞬間(終速)との差がある為、バッターは捉えやすい。
●スピードが出ていても、初速と終速の差があればバッターに対応される。
●最終的に責任を取らないといけないのは自分ということを、忘れないで欲しい。
山本 昌氏
●ピッチャーとしての素質は素晴らしいものを持っていることは間違いない。
●ただ、現段階でピッチャーとして活躍するのは難しい。
●ピッチャーとしての練習をもっと積み、良い変化球を覚えたりと、投手としての細かい技術をものにすれば、将来戦力としてチームに貢献出来る。
選手としての凄さと特徴
※この特徴バロメーターは筆者独自のものです。公式の評価ではありません。
投球
大阪桐蔭高校時代、投手として150kmを記録している。
プロに入ってからリリーフとして154kmで自己最速を更新と投手としてもまだまだ伸びしろがあります。
投球はオーソドックスなオーバースローで、ストレートに加え、スライダー・フォークを中心に配球を組み立てます。
本格的に投手としての練習や実践を積んでいるわけではないので、今後どんなふうな形で根尾選手独自の投球スタイルを確立していくのか注目です。
打撃・守備
プロ野球選手の中では身体のサイズは大きくありませんが、とてつもない身体能力の持ち主。
遠投115m、50m6秒フラットと大阪桐蔭高校時代は、ピッチャー、ショート、外野手として活躍しました。
鋭いスイングで高校通算本塁打は32本と長打力もあります。
走・攻・守の三拍子を兼ね備えており、ポテンシャルの高さはプロ野球界の中でもトップクラスを誇る。
根尾昂選手の経歴(年俸・身長)
〜基本情報〜
名前:根尾昂(ねお あきら)
生年月日:2000年4月19日
身長・体重:177㎝・82kg
出身地:岐阜県吉城郡河合村(現:飛騨市河合町)
出身中学:飛騨市立古川中学校
出身高校:大阪桐蔭高等学校
所属:中日ドラゴンズ
〜選手情報〜
投球・打席:右投・左打
ポジション:投手
プロ入り:2018年ドラフト・中日ドラゴンズ1位指名
1軍初出場:2019年9月29日
年俸:1300万円(推定)
生い立ちから高校
根尾昂選手は、3人兄弟の末っ子として岐阜県吉城郡河合村(現:飛騨市河合町)に生まれました。
岐阜生まれということで2歳からスキーを始め、中学2年生の時にはスキー大回転で全国優勝、イタリアの国際大会にも出場しています。
野球は小学校2年生の時に地元のクラブチーム『古川西クラブ』で野球を始めました。
ピッチャーとサードで主にプレーし、ドラゴンズジュニアに選ばれています。
中学では硬式野球チーム『飛騨高山ボーイズ』に所属、中学3年生の時に自己最速146kmを記録しスーパー中学生と注目されました。
先ほど、紹介したスキーはイタリアの国際大会出場を最後に、野球に専念しています。
この中学生の頃に中日スポーツが根尾選手を特集しており、いかに才能が凄かったのかが分かりますね。
高校は地元を離れ、大阪の強豪・大阪桐蔭高校に進学しました。
大阪桐蔭高校進学後は、1年生の夏からベンチ入りし、2年生の春からは内野手・投手・外野手などチーム状況によってポジションを変え主力として活躍しています。
2年生春の選抜大会優勝、3年生春の選抜大会優勝、3年生夏の選手権大会優勝と輝かしい成績を残しました。
特に3年生の時は『大阪桐蔭高校最強世代』と言われ、他のチームを寄せ付けない圧倒的な強さで、史上2度目の春夏連覇を達成しています。
同じチームメイトは千葉ロッテマリーンズ所属の藤原恭大選手と日本ハムファイターズ所属の柿木蓮選手、夏の大会決勝戦で戦った相手チームのエースは日本ハムファイターズの吉田輝星選手です。
プロ入り
高校時代の輝かしい成績で大きな注目集めた2018年ドラフト会議では、中日ドラゴンズ・日本ハムファイターズ・読売ジャイアンツ・ヤクルトスワローズが競合して、抽選の結果中日ドラゴンズが交渉権を獲得。
当時の最高条件となる契約金1億円(推定)・出来高5000万円(推定)・年俸1500万円(推定)で仮契約を結び、入団しています。
入団会見では『ポジションはショート一本でいかせて下さいとお伝えしました』と野手に専念することを明言しました。
2019年9月29日に途中出場ながら1軍デビュー、2020年シーズンは1軍で初スタメンで出場するも1軍での試合は9試合に留まっています。
2021年は8番・レフトとして開幕スタメンを勝ち取るも、極度の打撃不振でシーズン後半戦はほとんど2軍で過ごしました。
1軍での出場試合数は大幅に増えましたが、シーズン通しての活躍はできず、課題が残るシーズンになっています。
2022年シーズンは外野手登録への変更が発表されたが、投手としての登板をするようになり、シーズン途中の6月21日付で投手への転向が公表されました。
今後期待したいこと・必要なこと
現在はリリーフ登板が多いですが、来シーズンは先発での登板もあると思います。
今シーズンが終わり、秋季・春季キャンプとしっかり投げ込み、長いイニングを投げる体力をつける必要があるはずです。
まだまだ、フォームなど改善するべき課題は多いですが、一つ一つクリアしてくれるはずです。根
尾選手に対するドラゴンズファン、球団OBからの期待はやはり大きいので、その期待を力に変えてもっと活躍して欲しいと思います。
藤原恭大選手・小園海斗選手
根尾昂選手の同級生は、千葉ロッテマリーンズ所属の藤原恭大選手と広島カープ所属の小園海斗選手です。
3選手に共通しているのは高卒ドラフト1位で、2018年のドラフト会議で非常に注目を集めました。
持っているポテンシャルを考えれば、まだまだ物足りないので、今後さらなる活躍して欲しいなと思います。


まとめ
中日ドラゴンズ・根尾昂選手の紹介でした。
根尾選手にとって投手専念は、プロ野球界で生き残る為の大きな決断だったはずです。
それだけに、もう後がないという状況だと根尾選手も理解していると思います。
個人的にも大阪桐蔭高校の時から知っているので、活躍して欲しい想いがあります。
これまでの悔しい気持ちをボールに込めて、一球一球勝負して欲しいです。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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