この記事は、2023年4月29日に情報を更新しています。
昨年、プロ1年目にして頭角を現し、今年は飛ぶ鳥を落とす勢いのDeNA横浜ベイスターズの若き主砲・牧秀悟(まきしゅうご)選手。
2年目のジンクスという言葉がありますが、それを吹き飛ばす程の活躍をみせ、試合毎にチーム内での存在感は増すばかりです。
横浜ベイスターズ率いる三浦監督からは、『三冠王取るでしょ。それだけのものは持っている』と、絶賛されています。
今回はそんな、牧秀悟選手の両親・兄弟の家族構成や性格、祖父との愛情溢れるエピソード、選手としての特徴、阪神の佐藤輝明選手との関係性や、三冠王の可能性についてなどたっぷり紹介していきます。
ベイスターズの主砲・牧秀悟の基本情報
〜基本情報〜
名前:牧 秀悟(まき しゅうご)
生年月日:1998年4月21日
出身:長野県中野市
身長・体重:178cm・93kg
出身高校:松本第一高等学校
所属:横浜DeNAベイスターズ
〜選手情報〜
投球・打席:右投右打
ポジション:二塁手・一塁手
プロ入り:2020年ドラフト・横浜DeNAベイスターズ2位指名
1軍初出場:2021年3月26日 対読売ジャイアンツ戦
年俸:7000万円(推定)
小学1年生の時に野球を始め、中学になると硬式のリトルシニアに所属し、高校は松本第一高等学校に進学しています。
3年の春の県大会では優勝しますが、いずれも夏の大会では初戦敗退で、3年間で高校球児の夢の舞台・甲子園の出場はありません。
それでも、野球を続けたいという思いから中央大学に進学し、そこから一気に才能を開花させます。
大学1年生から持ち前の打撃センスを武器にレギュラーを獲得、首位打者やMVPなど個人タイトルを勝ち獲り、大学3年生の時には、日米大学野球選手権大会の日本代表に選出されています。
大学4年間の通算成績は、打率.285、82安打、5本塁打、50打点、ベストナイン4回と輝かしい成績をおさめています。

それがプロのスカウトの目にとまり、2020年のドラフト会議で、横浜DeNAベイスターズから2位指名を受け、入団しています。
プロ1年目の開幕戦から先発で出場し、非凡な打撃センスで安打を放ち、令和初のサイクル安打を達成。
2年目の今シーズンも、持ち前の攻撃力に磨きがかかり、ホームラン王も狙える位置におり、セリーグの強打者として、相手球団から恐れられる存在になっています。
高校時代は甲子園の出場もなくほぼ無名の存在でしたが、自分の最大の武器である打撃を信じて磨き続け、スター選手にのしあがっていきました。
牧秀悟の家族(両親・兄弟)構成
父
牧秀悟選手のお父さんに関しての情報はほとんどなく、職業や年齢の詳細は分かりませんでした。
もしかしたら、お父さんも元高校球児で、その影響で牧秀悟選手が野球を始めたのかもしれません。
ドラフト会議で牧秀悟選手が指名を受けた際は、『とにかく練習好き。暇さえあればボールを触っていた』と、小さい頃の牧秀悟選手を懐かしむようなコメントをしています。
母
牧秀悟選手のお母さんは、地元で美容院を営んでいるそうで、ベイスターズに入団した頃に、メディアにも取り上げられていました。

牧秀悟選手も実家に帰省した際は、母親にカットをしてもらうようです。
お母さんにとっては、プロ野球で活躍すること以上に、元気な姿で息子が家に帰ってきてくれること、カットができることが何より嬉しいのではないでしょうか。
兄弟
牧秀悟選手には、3歳年上のお兄さんがいます。
小さいころは一緒に野球をしていたようで、ドラフトで指名を受けた際は、『ものすごい努力してきたはず』と心から弟を祝福していました。
実は心配性!?牧秀悟の性格
一年目のシーズンを終え、ルーキーながら打率.314、22本塁打の好成績を残し、新人特別賞も受賞した牧秀悟選手ですが、『今季を振り返って?』という質問に対して、こう語っています。
まずはチームが最下位に終わってしまい、非常に悔しいシーズンでした。
web Sportiva
プロ1年目にして、自分のことより、まずチームについての言葉が出るところに牧秀悟選手の凄さがあると思います。
大学の1年生からレギュラーを獲得し、常にチームのことを考え、行動してきた牧秀悟選手の野球に対するスタンスなのかもしれません。
打席が終わりベンチに戻ると、持ち歩いているメモ帳にすぐにメモをし、誰よりも大きな声でチームの応援しているそうです。

1年目の成績もしかり、2年目の今シーズンもこれだけの結果を残せているのは、牧秀悟選手の野球に対する真摯な姿勢の賜物だと感じます。
しかし、2年目のジンクスについての質問があると、『めちゃくちゃ不安です』と答えています。
この不安も、日々のハードな練習で打ち消し、今シーズンの活躍があると僕は思います。
『自己犠牲』の精神を持った24歳のスラッガーが、打線の中心にどっしりと構えている横浜打線にこれからどんな化学反応が起きるのか、非常に楽しみです。
心温まる祖父との感動エピソード
牧秀悟選手は小学校1年生から野球を始めて、3年生になると試合にも出場するようになリました。
しかし、バッティングで思うような結果が出ず、悩んでいた姿を見た牧秀悟選手の祖父が、実家の庭にバッティング練習用のネットを張ってくれてたそうです。

学校が終わり、少しでも時間が空くと、そこでバッティングの練習に励み、その努力は4年生になるとホームランという最高の形で実を結ぶようになりました。
『練習をすれば、必ず結果がついてくる』ということを小学生で経験できたことは、牧秀悟選手にとって大きな財産になったと思います。
おじいちゃんも、牧秀悟選手がドラフト指名を受け、プロ野球選手になった時は、当時のことを思い出して喜んだことでしょう。
選手としての特徴
打撃
身長178cm・体重93kgというがっしりとした体を全面に押し出した、パワフルなスイングが持ち味です。
それに加えて、粘り強い下半身と柔らかいバットコントールも持ち合わせており、逆方向にも飛距離が出せる、次世代のスラッガーです。
また、先ほど紹介したように、投手のクセや球種をメモしているので、『読み』も鋭く、バッテリーからすると、簡単に打ち取れない好打者だと思います。
守備
守備に関しても、打撃にいかされている下半身で、安定した守備力を持っており、送球精度も高いです。
本職は二塁手ですが、本人は『試合に出るためなら、どこでも守れるように準備したい』と語っており、打撃だけでなく、守備力にも高い向上心があります。
現代野球では、複数のポジションが出来ると、ベンチワークでも重宝されるので、今後の為にも、他の内野のポジションを経験しておくのは必要なことだと思います。
阪神・佐藤輝明との関係性
阪神の佐藤輝明選手とは、同い年で大学3年生の時の日本代表合宿で意気投合し、インスタライブをするほど仲が良いです。
この二人が、同じ代表合宿にいたというのもなかなか凄いですが、それより両選手が、1年目から活躍していることに驚きます。
二人とも球団にとって欠かせない選手なので、今後個人タイトルでの争いや、オールスターのホームラン競争など、野球ファンにとっては、楽しみな戦いが繰り広げられそうですね♪
三冠王の可能性は十分にある!?
現在、ホームランの本数は巨人の岡本和真選手、ヤクルトの村上宗隆選手に次いで、3位につけています。
交流戦でも調子を落とさず、打点・打率も好調を維持していますので、三冠王の可能性は十分にあり得ると思います。
ただ、各球団は昨年から牧秀悟選手の打撃データを集め、対策を徹底してくるはずなので、必然的にマークが厳しくなり、勝負をさせてもらえない打席が、後半戦になれななるほど増えてくると考えられます。

その厳しいマークの中で成績を残す為には、とにかくピッチャーの失投を逃さず、ワンチャンスをものにする勝負強さが何より必要だと思います。
これからの後半戦は、優勝やクライマックスシリーズ出場に向けての緊迫感のある試合が出てくるので、個人タイトルの側面もあわせて楽しみですね♩
まとめ
この記事のおさらいポイントは5つです!
・高校時代は甲子園出場もなく無名だったが、大学で一気に才能が開花した。
・牧秀悟選手は父・母・兄の4人家族。
・祖父は牧秀悟選手のバッティング上達のため、自宅に練習用のネットを貼った。
・最大の持ち味は、パワフルなスイングに加えて逆方向にも打てる柔らかいバットコントール。
・三冠王への鍵は、相手ピッチャーの失投を逃さない勝負強さ。
決して大きいとはいえない体ですが、地道な努力と野球に対する真摯な姿勢でプロ野球選手になった牧秀悟選手。
今、野球をしている全国の子どもたちにとって、夢と希望を与える存在だと思います。
まだ、24歳というのが驚きですが、この先活躍をしてどんな選手になるのか、楽しみですよね。
色んなことを想像しながら、牧秀悟選手を応援することにしましょう!
