こんにちは!りょーすけです!
2020年ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから1位指名を受け、プロ2年目の2022年シーズン大ブレイクした木澤尚文選手。
右打者の内角を深くえぐるシュートが持ち味で、次世代のヤクルトを担う剛腕です。
2022年の日本シリーズ、10月下旬の夜にも関わらず半袖でマウンドに登場、気迫溢れるピッチングで鮮烈な印象を与えました。
そこで今回は、さらなる飛躍が期待されている右腕・木澤尚文選手の経歴や選手としての特徴をまとめました。
覚醒したシュートにまつわる秘話も紹介しているので是非ご覧ください。
東京ヤクルトスワローズ・木澤尚文選手の経歴(中学・高校・大学)
〜基本情報〜
名前:木澤尚文(きざわ なおふみ)
生年月日:1998年4月25日
身長・体重:183cm・85kg
出身地:千葉県船橋市
出身中学:船橋市立二宮中学
出身高校:慶應義塾高等学校
出身大学:慶応大学
所属:東京ヤクルトスワローズ
愛称:『ナオ』『ナオ君』『ナオちゃん』
〜選手情報〜
投球・打席:右投・右打
ポジション:投手
プロ入り:2020年ドラフト会議・東京ヤクルトスワローズ1位指名
1軍初出場:2022年3月29日
年俸:1200万円(推定)
生い立ち〜中学・高校
木澤尚文選手は小学校2年生の時に、友達に誘われ野球を始めました。
それまではサッカーが好きだったそうですが、持ち前の体格をいかして野球もメキメキと上達、小学校6年生の時には千葉ロッテジュニアの選ばれています。
小学校卒業時点で、身長は176cmあったそうです。
中学校は船橋市立二宮中学に進学、同校の野球部には所属せずに硬式野球チーム『八千代中央シニア』でプレーしました。
中学3年生の時には、エースとしてチームを全国制覇の導いています。
高校は慶應義塾高等学校に進学しましたが、高校3年間は怪我との戦いでした。
1年の冬に肩を痛め、3年生の春には右肘の靭帯を損傷、最後の夏の大会では痛み止めを打ちながら登板をしていたそうです。
しかし、高校3年間での甲子園大会の出場はありません。
大学・プロ入り後
大学は慶應大学に進学、リハビリの期間を経て、大学2年生の春から公式戦に登板するようになりました。
大学4年間での通算成績は、23試合に登板し7勝2敗、防御率2.98という成績を残しています。
大学1年生の間はほとんどリハビリの時間にだったはずなので、実際本調子で投げることができたのは大学3年生の頃からだったそうです。
そうした中でもひたむきに練習に打ち込み、投球術を学ぶためオンラインサロンに出席、練習後に都内のトレーニングジムに通い身体を強化しています。
その頑張りが認められ、2020年ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから1位指名を受け入団しています。
高校1年生の頃からずっと怪我との戦いで、正直野球から離れることも木澤選手の頭によぎったはずです。
しかし諦めることなく、地道なトレーニングを積みプロの舞台で登板しているのは素晴らしいですよね♬
木澤選手はヤクルトの寮に入寮する際、野村克也さんの著書と、苔・ドラセナ・コンシンネという観葉植物を持参しています。
花言葉は『真実』、上向きに伸びる葉が誠実さや実直さを表現、鋭く尖ることから邪気や困難を遠ざけ、繁栄を願う意味があるそうです。
まさに、これまでの木澤選手の歩みを象徴しているかのようですね♬
ヒーローインタビューで、機会があればこの観葉植物について聞いて欲しいなと思います。
シュートで覚醒した剛腕
木澤選手が2022年ブレイクした要因は、シュートを習得したことが1番です。
シュートを覚えようと思ったキッカケは、ヤクルトOBの古田敦也さんからのアドバイスだったそうです。
キャンプの時から古田さんは木澤選手に対して期待の声を寄せており、投球フォームやボールの球威などを判断してアドバイスしたのかも知れません。
そのシュートを覚えたことで、ピッチャー有利のカウントで勝負出来るようになったと木澤選手自身が語っています。
2022年の1年間でシュートで完全に自分のものにし、相手チームにも強烈な印象を残しているはずです。
来季以降は研究もされると思うので、そのプレッシャーの中で分かってても打てないシュートを投げ続けて欲しいと思います。
選手としての特徴と凄さ
※この特徴バロメーターは筆者独自のものです。公式の評価ではありません。
ストレートの最速は155kmを誇り、常時140km後半から150km前半の球速を安定して出すことが出来る。
それに加え、カットボールもスプリットを織り交ぜて投球を組み立てます。
2022年からはシュートを会得し、これが木澤選手の武器となりブレイクしました。
右打者からすると、内角を深くえぐるような軌道でボールがくるため、詰まらされることが多い。
140km後半のスピードも出ている為、2022年の日本シリーズ、オリックスの打者がバットを折られるシーンもありました。
また気持ちも非常に強く、臆することなくどんどん投げ込んでいきます。
12球団を見渡してもこれだけシュートを多投する投手は少なく、さらにボールの精度を上げることが出来れば、一時代を築くシュートの名手になる可能性を秘めていると思います。
外国人選手と英語でコミュニケーション!?
木澤選手は慶応高校・慶応大学を卒業しており、学力も相当なものがあると思います。
その証拠に、ヤクルトに所属する外国人選手と会話しているシーンを見かけます。
2022年日本シリーズではオスナ選手がマウンドに駆け寄り、緊張している木澤選手と会話しているシーンがありました。
通訳を通さず2人で会話をしていたので、おそらく英語で会話をしていると思います。
日常会話くらいなら普通に会話出来る可能性が高そうですね。
外国人選手にとっても、少しでも母国語で会話が出来ると嬉しいはずですし、信頼関係を構築しやすいと思います。
ヤクルトのチーム力の高さは、こうしたことも影響しているのかも知れませんね♫
今後の課題
プロ1年目の2021年シーズンは、制球力が課題で一軍登板なくシーズンを終えました。
シュートを覚えたことで、他の球種でもストライクが取れるようになり制球力は改善しています。
しかしまだ少し制球には課題が残っており、2022年日本シリーズでも力が入って制球が定まらずピンチを招く場面がありました。
ボール自体は非常に力強いので、制球力がさらに向上すれば簡単に打ち崩されることはないはずです。
スワローズの将来を担う左腕・高橋奎二選手
スワローズには若く有望な投手がいます。
左のエースとして着実に成長している、高橋奎二選手。
木澤選手とはプロ入り年数では違うものの、年齢は一つ違いになります。
普段から会話をしていることは多いはずですし、二人の成長はヤクルトを強くするためには必要な若い力です。
高橋選手が先発し、リリーフで木澤選手という、必勝パターンが来季以降形成されるかもしれません。
高橋選手と木澤選手に注目しましょう!

まとめ
木澤尚文選手の経歴と選手としての特徴の紹介でした。
高校3年間で甲子園大会の出場はなく、さらに肩の肘の怪我で思うような投球が出来ていなかったことに驚きました。
今の力強い投球を見ると、全く想像ができません。
しかしその影では、不屈の闘志で地道なトレーニングに励む木澤選手の努力がありました。
投げたくても投げることができない苦しみは、投手にしか分からない感情だと思います。
2022年ブレイクし、来季以降は研究もされさらに厳しい戦いが待っていると思いますが、寮に持ち込んだ観葉植物の花言葉のように、活躍&躍進して欲しいですね♫
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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