こんにちは!りょーすけです!
2022年シーズン終了後、メジャー移籍を表明した阪神タイガースの藤浪晋太郎選手。
高校時代から全国の野球ファンを魅力し、そのポテンシャルの高さはこれまでの日本プロ野球界の歴史の中でもトップクラスと言われています。
とてつもない剛腕がうごめくメジャーリーグで、果たして活躍が出来るのか!?
多くの野球ファンが気になるところだと思います。
そこで今回は藤浪晋太郎選手のこれまでの輝かしい経歴、選手としての特徴や凄さについてまとめました。
現在と今後の課題にも触れているのでご覧ください。
阪神タイガース・藤浪晋太郎選手の経歴(出身中学・高校)
〜基本情報〜
名前:藤浪晋太郎(ふじなみ しんたろう)
生年月日:1994年4月12日
身長・体重:197cm・98kg
出身地:大阪市堺市
出身中学:堺市立宮山台中学
出身高校:大阪桐蔭高校
所属:阪神タイガース
〜選手情報〜
投球・打席:右投・右打
ポジション:投手
プロ入り:2012年ドラフト会議・阪神タイガース1位指名
1軍初出場:2013年3月31日
年俸:4900万円(推定)
タイトル:最多奪三振1回(2015)
生い立ち〜中学・高校
藤浪選手は小学校1年生の時に、地元の軟式野球のクラブチーム『竹城台少年倶楽部』で野球を始めます。
中学は堺市立宮山台中学に進学、同校の野球部には所属せずに硬式野球チームの『大阪泉北ボーイズ』に入団しプレーしました。
この頃から、本格的にピッチャーを務めるようになり、中学時代で球速は142kmを記録していたそうです。
中学3年生の時には、AA世界野球選手権大会の日本代表に選出され世界大会に出場しました。
高校は大阪の名門・大阪桐蔭高校に進学。
1年生の夏からベンチ入りを果たし、2年生の春から名門のエースになっています。
3年生の春からは、現在西武ライオンズで活躍している森友哉選手とバッテリーを組み、選抜大会優勝。
この選抜大会では、全5試合で150km以上を計するなど、相手チームを圧倒しました。
最後の夏の選手権大会も順調に勝ち上がり、準決勝・決勝と2試合連続で完投を達成し、史上7校目春夏連覇を達成。
その後の国体でも優勝を飾り、史上3校目の『高校3冠』を達成、大阪桐蔭の強さを印象づけました。
その後のドラフト会議では4球団が競合、阪神タイガースが交渉権を獲得し入団をしています。
プロ入り後
プロ1年目の2013年シーズン、開幕3日の3月31日に初登板・初先発。
打線の援護が無く敗戦投手になりますが、高卒新人投手の開幕3戦目での登板は、松坂大輔選手、涌井秀章選手を抜く、史上最速でした。
同年、高卒新人で監督推薦ながらオーススターに選出、最終的に10勝を挙げ、シーズン終了後『新人特別賞』を受賞しました。
2014年シーズンも順調に勝ち星を重ね、二桁勝利を達成。
高卒1年目から2年連続の二桁勝利は、松坂大輔選手以来14年ぶりの快挙、セ・リーグでは江夏豊選手以来46年ぶりでした。
2015年シーズンは更なる進化を遂げ、プロ初完封勝利、初の最多奪三振のタイトルを獲得しました。
最終的にこのシーズン14勝、3年連続二桁勝利を達成しています。
2016年シーズンは、前年のシーズン終盤から肩の炎症がありその影響で不調が続きました。
立ち直る気配はみせたものの、最終成績は前年の半分の7勝、初のダウン更改になっています。
2017年・2018年はシーズンを通して制球難に苦しみ、2019年は初めて1軍未勝利の終わり藤浪選手にとっては非常に苦しい時間になりました。
2020年・2021年シーズンは一番悪い時より復調したものの、完全復活とまではいかず、二桁勝利には程遠い結果になっています。
これだけの選手でも、一度外れた歯車を元の戻すにはとんでもない時間が必要だと分かります。
最悪の場合引退に追い込まれる可能性もあるので、確固たる技術と精神的な強さは絶対に必要ですね。
年俸
藤浪選手の2022年現在の年俸は、推定で4900万円です。
2015年シーズンオフの契約更改では、1億7000万円ありましたが、そこから6年連続のダウン更改を経験しています。
成績を考えるとダウン更改は当然だと思いますし、改めてプロの世界の厳しさを痛感します。
本人が一番悔しいはずですし、熱狂的な阪神ファンは心から活躍を期待しているはずです。
メジャー移籍は実現するか!?
2022年シーズンオフに、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を表明しました。
水面下で複数の球団が獲得に興味を示していると報道されていましたが、まだ具体的なチーム名までは挙がっていません。
先発で勝負するのか、リリーフで勝負するのか、それによって獲得に動く球団は変わってくると思うので、どうなるかは不透明だと思います。
多くの野球関係者やこれまで藤浪選手と一緒にプレーしたことある人達からは、メジャー移籍に前向きな発言が多いです。
しかし、ここ数年の成績や制球難などの情報は、間違いなくメジャー球団も情報として持っているはずなので、そのあたりが移籍にどう影響するのか気になるところです。
メジャー移籍が実現すれば、あとは自分のボールを信じて投球するだけなので、頑張って欲しいと思います。
選手としての特徴と凄さ
※この特徴バロメーターは筆者独自のものです。公式の評価ではありません。
スリークォーター気味の投球フォームから自己最速162km、平均球速が150kmを超えるストレートとカットボールを駆使する。
この2球種が配球の9割を占め、他にスプリット・スライダー・カーブも投げるが、日本球界では珍しいパワーピッチャー。
藤浪選手のストレートはいわゆる綺麗なストレートではなく、ベース上でボールが微妙に動くストレートで、打者にとっては速度もある為なかなか芯でボールを捉えることが難しい。
その適度な粗さが藤浪選手の持ち味であり、コースにしっかりとボールを投げ込むことが出来れば、手がつけれない。
また、身長197cmで手足のリーチが長く、ボールには普通の投手と比べると角度があるのも特徴。
打者にとってはよりマウンドとの距離が近く感じため、それが打ちづらくしてる要因である。
気になるイップス問題
藤浪選手は2016年シーズンから制球難に苦しみ、2017年には特に右打者のインコースに対し投げ込むが出来ないのが顕著になりました。
頭部付近に投げたことにより危険球退場も経験するなど、いわゆるイップスの発症ではないかと声が上がっています。
スポーツ選手のイップスに詳しい阿部久美子さんは、藤浪選手がイップスであると断言している一方、野球解決者や球界OBはイップスではなく、技術的な問題だと指摘する人も多い。
行動解析をした結果、これまでの投球による蓄積疲労や不必要な筋肉量の増大によって身体の使い方に少しづつズレが生じ、それが制球難に繋がっているということが断定されました。
もちろん、精神的なことも少なからず影響はしていたはずですが、原因が明確になっので修正して立ち直って欲しいと思います。
現在と今後の課題
制球力と球数
藤浪選手の課題については、制球力が現在も今後に対しての課題であることは明白です。
それが意味することは、球数という壁です。
日本球界では先発投手が良い投球していれば、120~130球、それ以上投げる場面があります。
しかし、メジャーリーグでは先発投手100球というのが日本以上にシビアに判断されています。
これは登板間隔の違いではあるのですが、藤浪選手はそこにアジャストする必要があると思います。
先発投手としてメジャーで勝負するのであれば、球数100球で試合を作るということが必須条件になります。
それが出来ない場合、所属するチーム事情によっては、クローザーやセットアッパーへの転向の可能性も十分に考えられるはずです。
メジャー流調整法と滑るボールへの対応
日本投手がメジャーに行って苦しむことが、メジャー流調整法と滑るボールへの対応です。
日本はしっかり球数投げ込み肩を作る文化ですが、メジャーはそうではありません。
藤浪選手も高卒からプロ入りして相当な球数かを投げ込んで調整してきたはずなので、メジャー流調整法に戸惑う可能性はあります。
また、メジャーて扱うボールは日本で使うボールより、縫い目などに粗さがあったり、球場の気候環境によってボールが非常に滑りやすいと言われています。
制球力が課題の藤浪選手にとって、このメジャーリーグの滑るボールが投球にどういった影響を及ぼすのか気になるところです。
まとめ
藤浪晋太郎選手の経歴についての紹介でした。
日本球界最強クラスのポテンシャルを持った投手がいよいよ海を渡ります。
近年、成績が伸び悩み苦しんではいますが、環境を変えて心機一転野球に取り組みという意味では、これ以上ない舞台だと思います。
もともと、パワーピッチャーなのでメジャーで力勝負が出来る数少ない選手であることは間違いありません。
引き続き、藤浪選手に期待しましょう!
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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